そもそも糖尿病って何なの?危ない病気なの?

「糖尿病は怖い病気だよ」って言うのは子供のころから聞いていた記憶があります。

でもいまいち実感がわかなかったんですよね。

骨折なら”骨を折る”から痛そうだし、
ガンなら”死ぬ確率が高い”から怖いというのはなんとなくわかりますでしょ。

じゃあ糖尿病になったらどうなるの?って話ですよ。

甘いものが食べられなくなるとか、
食事制限しないとダメだっていうのはばくぜんとありましたけど、
真面目に考えたことはなかったですね。

でもいざ自分が糖尿病と診断された時、
やっと真面目に病気について考えるようになったんです。

自分の体は今いったいどんな状態にあるんだろう?って。

 

おそらくここを見ている人の中にも
糖尿病って何が怖いの?と思ってる方は少なくないと思います。

そこで自分なりに糖尿病というものをきっちり調べてみようと思いました。

ここから先に書いてあることは
わかりやすくするため断定的に書いてある部分も多いです。

ですが私はもちろんその道のプロでも医療関係者でもありません。

基本的にはかかりつけの医者の話や糖尿病の書籍、
糖尿病専門サイトからの情報を元にまとめた内容とお考え下さい。

できるだけ”これはほぼ確定事項だろう”と思われる共通認識の内容を中心に構成してみました。

 

そもそも糖尿病とはどんな病気?

人間が活動をしていく上でその力の源となるのがエネルギーです。

エネルギーと言ってももちろん電気やガスやガソリンといったものではなく、
人間の体の場合は炭水化物に含まれる糖分=ブドウ糖になります。
(他にもありますがわかりにくくなるのでざっくりと説明してあります)

このブドウ糖が血液中に含まれる割合のことを「血糖値」といいます。

ブドウ糖自体はエネルギー源となるので、
必ずしも悪いモノではないし必須のものでもあるんですが、
ブドウ糖が血液中で増えすぎると血管内が細くなったりつまったりといった様々な支障を引き起こしてくれちゃいます。

”血糖値が上がったから糖尿病だ、大変だ”というのはこういうことなんですね。

 

じゃあ、どういう時に血糖値が高くなるんでしょう。

ブドウ糖をエネルギーとして細胞が取り込むのを助ける働きをもつのは
膵臓(すいぞう)で作られるインスリンというホルモンです。

このインスリンの量が少なくなったり力が弱まったりすると、
エネルギーに変化されなかったブドウ糖が血液中にとどまり
「血糖値」が高くなります。

この状態が継続すると糖尿病ということになるんです。

 

私が医者から処方されたテネリア錠という糖尿病用の薬は
まさに血糖値に応じてインスリンの分泌を促進する血糖コントロール薬でした。

インスリンが充分に分泌されれば血糖値は上昇しません。
(分泌量が多すぎても問題なんですが、その説明はここでは省きます)

しかし中にはインスリンを作り出す細胞が壊れて
インスリンの分泌がほぼゼロになってしまう方もいます。

そうなるといよいよインスリン注射の出番となります。

聞いたことないですか?

自分で腹や腕に注射を打つインスリン注射ってヤツを。

しかも1日に数回も打たないといけないんです。

大変ですよねぇ。

 

糖尿病になると「血糖値」ばかりがクローズアップされますが、

実はもう一つヘモグロビンA1c(エイワンシー)という指標も重要なカギを握ってます。

ヘモグロビン…なつかしいですねぇ、確か理科の時間に習った記憶が。。。

血液に含まれていて赤い色をした……恥ずかしながらそこまでしか覚えてません。

このヘモグロビンというのはタンパク質で、
赤血球内において酸素を体の隅々まで運ぶ役割を担っています。

ところが血糖値が高くなった状態が続いてブドウ糖が増えすぎてくると、
ヘモグロビンとブドウ糖が結合してヘモグロビンA1cという物質が生成されます。

この物質が増えすぎてもダメなんです。

なぜヘモグロビンA1cの数値が重要な鍵を握るかと言えば、
血糖値空腹時や食後でその数値が大幅に変わってきます。

ところがヘモグロビンA1cは、過去1~2ヵ月間の血糖の平均値を反映するため、
ある意味、血糖値よりも重要な指標と言われるんですね。

 

糖尿病の合併症

糖尿病になるとどうなるんでしょう?

糖尿病といっても実際には”病名”というよりは
”体調の状態”を表す指標といった方がいいかもしれません。

というのも糖尿病の一番恐ろしいところは、
糖尿病が引き金になって引き起こす別の病気(合併症)にあるからなんですね。

合併症が怖いのは、死に直結するものもあるというのもありますが、
一度発症すると治療が難しく
合併症の進行を抑えることが治療の目的となってしまうところにもあります。

そのため合併症に気づいたときにはすでに手遅れという場合も往々にしてあります。

こわー。

 

代表的な合併症には以下のようなものがあります。

神経障害

手足の神経に異常をきたし、足先や手の指などに痛みやしびれなどの症状が表れます。

足が冷たくなったり、勃起障害(ED)になったり、生理が乱れたり、
便秘・下痢にもなりやすくなります。

糖尿病網膜症

中途失明原因の代表的な病気で、
目の中の網膜という組織が障害を受けて出血する病気です。

急に視力が落ちてきたり物がゆがんで見えたり視野が欠けたりしたら要注意。

ひどくなると網膜剥離緑内障になることもあり、
最悪の場合は失明することもあるんですって。

恐ろしい。

腎症

腎臓(じんぞう)という器官があります。

この臓器は小さい血管が無数に集まっており、
血液中の老廃物をろ過し、尿と一緒に排出する働きがあります。

しかし糖尿病が継続する(放っておく)と
腎臓の働きが低下して小さい血管がいたんできます。

このときだるい疲れる足がむくむ吐き気息苦しいなどの症状が現れます。

これらの症状が継続して表面化した時には
腎機能はかなり低下していると思っていいでしょう。

最悪の場合、腎臓機能が停止して
よく耳にする「人工透析」が必要になってくることもあります。

人工透析の場合、一般的には週2~3回、1回あたり4~5時間かけて血液をろ過する必要があります。
そのため社会生活に大きな影響を及ぼします。

 

動脈硬化

高血糖状態の血液が血管を流れると、
コレステロールや中性脂肪が血管の壁に付着&沈着します。

その結果、血管が詰まったり硬くなったりといった症状が起こります。

これが糖尿病による動脈硬化
血管の弾力性や柔軟性がなくなる状態のことです。

動脈硬化になると血液の流れが悪くなり、血管がふさがりやすくなります。

こうなると心筋梗塞脳卒中を起こす危険度が一段と高まります。

また足の血管が詰まる
末端の組織が壊れて腐っていく壊疽(えそ)という病気になることもあります。

最悪の場合、足を切断しなければなりません。

 

糖尿病は不治の病?

糖尿病は”一度発症すると完治させるのは無理”と以前聞いたことがあります。

しかし実際はちょっと違っていて、
たとえば血糖値を正常なレベルに保つことができれば怖い病気でもなんでもないんですね。

(もちろん糖尿病のレベルにもよりますよ)

ただそれには継続的な食事療法運動療法が必要で、
なおかつ一生続けていく必要があります。

この”継続”こそが実は一番難しいところで、
それゆえ治療によって一時的に血糖値が下がったとしても
生活が以前のように乱れたものに戻るなら血糖値はまたすぐに高くなってしまいます。

そうなると糖尿病からの脱却は難しくなります。

合併症の進行も早くなるでしょう。

そういったことから「糖尿病の完治は無理」と言われてきたんだと思います。

 

糖尿病になる人の共通点

糖尿病にかかった人は一般的に以下のような共通点があります。

  • 食べ過ぎ
  • 飲み過ぎ
  • 肥満
  • 運動不足
  • ストレスのたまりすぎ
  • 不規則な生活リズム
  • 脂分の多い食事
  • 睡眠不足
  • 喫煙

私の場合で言えば「食べ過ぎ、肥満、運動不足、ストレス、睡眠不足」が当てはまってました。

(まれに痩せている人でも遺伝が原因で糖尿病になる人もいます)

 

特に太ってる人はホントに要注意です。

太ってる人が全員糖尿病になるわけではないですが、
肥満になるとインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)必要以上に頑張っちゃうため
インスリンの効きが次第に悪くなっていきます。

そのうち”働き過ぎ”の状態になって血糖を処理する力が抑えられちゃって
慢性的なインスリン不足=血糖値が上がるという悪循環に陥るわけです。

だから糖尿病になったら

まずは、、、痩せろ!

となるわけです。

 

糖尿病の自覚症状

糖尿病にも自覚症状はあります。

  • 疲れ・だるさを感じることが多い
  • 根気がなくなったりイライラすることが多くなる
  • 尿の回数や量が多くなる
  • のどが異常に乾く
  • 汗が異常に出る
  • 便秘や下痢になりがち
  • ダイエットをしてないのに痩せてくる
  • 視力が低下したりかすんだりする
  • 手足に皮膚炎ができやすくなり、かゆみが収まらない。皮膚が乾燥している
  • 歩行途中で急に足が痛くなる
  • 薄味の料理が物足りなくなる
  • 性欲が減衰し、性機能が低下する
  • 傷が治りにくい
  • 足がつる

結構な数がありますね。

ただ注意しなけりゃならないことは、
これらの症状が出たからと言って必ずしも糖尿病とは限らないってことです。

もしかしたら他の病気の自覚症状の場合もありますから。

私の場合もいくつか該当するのがありましたが、これはと思えた症状の一つに「のどが異常に乾く」というのがありました。

夜中にのどの渇きで何度も起きちゃうんです。

起きてすぐに息を吸うんですが、のどが乾いてるせいでのどがくっつきそうになって呼吸困難に陥っちゃうんです。

だからのどの渇きで起きた時はそのまま呼吸を止めてキッチンに駆け込み、急いで水道水でのどを潤すんです。

それがひんぱんに続くようになると、少しでも早くのどを水で潤すために、枕元に水を入れたペットボトルを常備するようになりました。

ただそれらの症状は主に冬に目立つことが多かったので”季節のせいだろう”でこれまでは済ませていたんです。

でも加湿器を稼働させている部屋でものどが異常に乾くようになってからは、”これはちょっとおかしいゾ”と感じるようになってきましてね。

もしかしたらあれが糖尿病のサインだったのかもしれません。

糖尿病を甘く見てるとかなり痛い目に遭いますよ。

定期的な健康診断は絶対に受けておきましょう。